Category

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Links

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



  1. --------(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

善き人のためのソナタ

1984年の東ベルリン。

東ドイツで名声のある劇作家ダインマンは秘密警察に目をつけられます。
政治家などのさまざまな思惑が絡んで開始されるダインマンとその恋人ジーランドの監視。その任務を受けた捜査官ヴィースランドはダインマンの自宅に盗聴器を取り付け、彼らの言動を事細かに記録していくのですが...。


社会主義だった東ドイツでは反国家的な活動を厳しくとりしまる秘密警察があったのは知っていましたが、その怖さの一端を垣間見ることができます。

友人を密告することや、見たことを黙っていることを、家族の安全または将来と引き換えに強要されることがありえたり。相手は国家権力だから、どこにも逃げ場はないですよね。もちろん保身のため積極的に協力したひともいるでしょうね。

それにしても、自宅でも安心ができない、何気なく口にした冗談さえ自分の生活を一変させるかもしれない、周りの人間すべてが疑惑の対象になりえる社会とは、どんなに息苦しいだろう。

ダインマンの友人のひとりは発表の機会を奪われ、実質的に作家生命を絶たれます。

ヴィースランドは淡々と任務を遂行していく有能な捜査官として登場します。

最初、彼にはいっさい人間的な感情はないかのように見えます。

ヴィースランドの私生活もちらりと描写されるのですが、彼自身を象徴するような住居が印象的でした。東ドイツによくある殺風景な高層マンション。整っているけど、特に装飾もなく無表情な室内。芸術家であるダインマンのごちゃごちゃしてるけど暖かみのある住居とのコントラストを感じました。

映画の後半にいくほどヴィースランドの存在感が増していきます。

ダインマンの恋人であるジーランドも独特な魅力がありました。

全員が自分の大事なものを守るため、最善の行動をしようとして、運命にほんろうされていきます。

ヴィースランド役のウルリッヒ・ミューエの演技が素晴らしいのですが、ある取調べの終わりで彼が見せる微妙な表情の変化が心に残りました。
彼の真意はどこにあったのだろう?と考えてしまいます。


哀しいけれどそれだけではない、静かな余韻がいつまでも残るようないい映画でした。





スポンサーサイト



  1. 2008-10-13(Mon) 06:31:06|
  2. 映画|
  3. トラックバック 0|
  4. コメント 0

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sonnig1970.blog37.fc2.com/tb.php/118-455c2a15
09 « 2017/10 » 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Archives

Search

Profile

kiharu

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。